ネタバレ注意です!
あらすじ
7歳の時、母親を亡くし、エルンスト公爵家の養子となった、ハリ。 しかし、公爵家の3兄弟から認めてもらえず、地獄のような日々を送ることとなった。 27歳で縁談が決まり、屋敷を出て行くことに。 ようやくこの地獄のような日々ともお別れかと思いきや、寝て起きてみると、 あの辛い幼少期に時が巻き戻っていた! 「これは夢? フン、そう簡単に覚めない夢なんだったら、今度こそ好き勝手にやらせてもらうわ!」(※ピッコマより抜粋)
登場人物
ハリ | 主人公。本当は27歳だけど、起きたら7歳に戻っていた |
ユージン | エルンスト家長男。冷静で、物事に動じない |
キャメル | エルンスト家次男。剣の天才で、やんちゃな性格 |
エーリッヒ | エルンスト家三男。ハリの事を特に敵視している |
アリナ | ユージン達の実の妹。病気で亡くなった |
ヨハネス・バスティーエ | ハリの未来の旦那様。とても優しい性格 |
ルイーゼ・バスティーエ | ヨハネスの妹。ハリとヨハネスが大好きで、キャメルが苦手 |
32話ネタバレ
レノルド夫人に話があると呼び出されるたハリ。
その話とは、
ハリを孤児院に送ろうと考えている、との事でした。
その話を聞き、ハリは驚きに目を見開きます。
夫人は余裕しゃくしゃくの笑みを浮かべながら言葉を続けます。
知人が経営している所だから悪い扱いはしないわよ、と。
ハリは拳を強く握ると、ユージンは何て言っていたか尋ねました。
当然のように、ユージンにそんな話などせず夫人が勝手に考えた事です。
「エルンスト家の事は、叔母様には何も口出しできないはずです」
「ユージンが同意していたらどうするつもり?」
「そうしたのですか?」
「当然でしょう?」
「叔母様、あなたは嘘をついていますね」
夫人を真っすぐ見つめ、曇りの無い眼差しで見据えて言うハリ。
エルンスト家はそのような粗野でマナー知らずな事はしない、と。
私よりもエルンスト家を知らないなんてどういう事?と挑発すると、夫人は怒りに任せてハリの髪の毛を鷲掴みにしました。
「私を相手に良くそんな口が利けるわね、この小娘め。あなたがユージンを信頼しているのは分かったわ。私が嘘をついているとしても、ユージンが本当にあなたを守ると思って?」
髪を鷲掴みにされながらも、ハリは夫人を睨み上げますが、夫人はさらにハリを言葉で責めます。
死体となろうと、誰があなたは助けるのかと。
そして、ニヤリと意地悪く笑うと
「あなたの事を本当の妹だと思っているのかしら?」
その言葉に身震いするハリ。
ハリは兄弟たちを守りたいと考えていますが、自分の事は誰が助けてくれるんだろう…と悲しみに暮れるのでした。
エントランスで佇むハリに、キャベルが声を掛けます。
すると、4人で食事にしましょうとハリは言いました。
急な食事に戸惑うキャベルの手を引き、次はエーリッヒの部屋へ移動します。
食事にしよう、と声をかけますがエーリッヒは即答で嫌だと答えました。
食欲が無いから、他の皆で食べたらと。
すると、ハリは今にも泣き出しそうな顔で言いました。
「どうして皆バラバラで取りたがるの?たまには一緒に食事をしようよ」
今まで見た事の無いハリの表情に、エーリッヒとキャベルは顔面から冷や汗を流し、開いた口が塞がりません。
兄さん達なんか嫌い、と言葉を残してハリはその場を後にしました。
夜、ハリはベッドに潜ると過去の事を考えます。
エルンスト家に拾われる前はパンですら贅沢品に思えた事。
母親が生きていた頃はそれほど辛くは無かった。母が死んでからは溶けた雪を口にしたりと大変な生活を送ったこと。
しかし、一番耐え難かったのは誰も出迎えてくれない、静かな自分の部屋だった…。
エルンスト夫妻に拾われてからは忘れかけていた孤独な気持ち。
兄弟たちが私を受け入れてくれているか分からない、とハリは静かに涙を流します。
そのため、夫人に言われても反論できないと悲しそうに涙が頬を伝います。
本当の妹になりたい。
けど、そんな事言えないと思いながら眠りにつくのでした。
32話感想
女性が女性に手を挙げる時のシーンで、一番多いのは髪の毛を鷲掴みにして引っ張り上げる事だと思うんですよ。
心と頭皮が痛いですよね…。
それをこんな幼い子供にするなんて、レノルド夫人には良心が無いのでしょうか…。
ハリが泣きそうな顔で訴えるときのエーリッヒとキャベルの顔が、今回の見どころだと個人的には思ってますw
ハリが泣きそう!\(゜ロ\)(/ロ゜)/って感じでとても可愛かったですw
本当の妹になりたい、と泣きながら強く思うハリ。
大丈夫!次くらいで本当の家族と認められますから!
そしてベタベタに甘えてくれると嬉しいです~!
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