【翻訳】ある日、私は冷血公爵の娘になった 111話【ネタバレと感想】

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ある日、私は冷血公爵の娘になった
無料漫画アプリ・ピッコマにて配信中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」の翻訳・感想です。
ネタバレ注意です!

あらすじ

娼婦に育てられた少女「ピンクアイ」。2万ゴールドで売られた先は、魔族の家系の公爵家でした。新しく「エステル」と名付けられ新生活が始まり、寡黙なパパやおにーさま、イケメン護衛騎士に囲まれているけども、本当に自分はこの家の娘なのかいつも不安なエステル。自分のピンク色の目にもなにやら秘密があるようで… かわいいエステルのドキドキほのぼの令嬢生活が始まるよ!(※ピッコマより抜粋)

登場人物

エステル・カスティージョ

カスティージョ公爵と娼婦の混血(混ざった子)。ピンク・アイと呼ばれていたが、公爵がエステルと命名。前世は『ユイ』という女子大生で、当時の記憶もあったが日が経つにつれ薄くなっている。

ロイ

エステルの護衛騎士の一人…だったが、今はエステルの専属騎士に。田舎の男爵家の私生児だという事を少し気にしてる。

 

111話ネタバレ

アイリス皇女のサロンパーティー

斬新なデザインのドレスを見た令嬢達は、口々にアイリス皇女を誉めます。
アイリスは、ドレスはデザイナーに頼んだと言うと、エステルにどう思うか尋ねました。
いくらエステルが考案したドレスでも、先にお披露目したのはアイリス皇女です。当然、今更エステルが自分が考案したドレスだと言っても周りは疑問を思うでしょう。
エステルはぐっと堪えると、多少間を空けてから、素晴らしいですと答えます。

とても嬉しいわ、とアイリスはにこりと笑ってみせますが、それは口元だけです。目は笑っていません。

ピアニストを招待したと言うと、入室してきたのは白い衣装を身に纏ったマクギランでした。
マクギランはすぐにエステルに気付きます。

しかし、エステルはマクギランと目を合わせないように必死に目を伏せました。
マクギランの前回までの行動(「私のミューズ!」)を思い返すと、悪目立ちするからです。

「ここに来てすぐで申し訳ないけど、ピアノの演奏をお願いしてもいいかしら?」
「あぁ、分かりました」

そして演奏を始めるマクギラン。

とても繊細な音色でした。
まるで蜘蛛の巣から垂れている水滴のように、蓮の葉の上を転がる雫のようで…そして、自然そのもののように感じる演奏に一同はうっとりとします。
エステルにはこの音色は精霊の歌のように聞こえました。

演奏が終わると拍手が上がります。

「ねぇ、エステルはハープができるって聞いたわ。彼と一緒に演奏してみない?」

アイリスの急な無茶振りにエステルはこめかみに筋を立て、胸の内で怒ります。
プロの後に演奏させる事で私に恥をかかせる気なのか、と。

怒りを抑えつつ頑張って笑顔を保ち、

「遠慮します。このような場所で演奏できるような腕前じゃありません」

とやんわりと断りました。
しかし、アイリス皇女は無理矢理エステルの手を引くと

「私のために演奏してくれないの?」

と言い、ハープの横に立たせました。
強制的に演奏者の立場に立たせられたエステルは観念したように、何かリクエストはあるか尋ねました。
アイリスは考え込むしぐさをしてだらだらと言います。

「ハープは苦手だからよく知らないのよね~。あ、でも私の教育係は『月明りの下で』を演奏していたわね。とても美しい曲だったわ~」

かなり難しい曲じゃん!
と、イラっとするエステル。

あの難しい曲をエステル嬢が演奏できるのか、と令嬢達もひそひそと話を始めました。

「難しいの?知らなかったわ…」

心配そうな表情を浮かべるアイリスに、頑張ってみるとエステルは答えます。
ここで拒否して変な噂を流されるのは困るのです。

ワン、ツー、スリー…

エステルは意識を集中して演奏を始めます。
そして、エステル自身がマクギランのピアノに驚きました。

彼の演奏はエステルの演奏をサポートし、そしてリードしているからです。
おかげですんなりと演奏ができるとエステルは感じますが、途中で演奏の手を止めてしまいます。

どうしたんだろう、とその場がざわめきました。

しかし、エステルが演奏を止めたのには理由がありました。

ここで完璧に披露してしまうと、『エステル嬢は皇女の初めてのサロンパーティーで見せびらかした』と悪い噂を流されるかもしれないと思ったからです。

「申し訳ございません、皇女様。私はここまでしか知らないのです」

冷や汗をかきつつも笑顔で言うエステルに、令嬢達は顔を見合わせて

「そうなんですね!確かに、序盤しか弾けないのもあります」
「私は『ネルフ川の囁き』は最初しか弾けません」

と、笑いながら口々に話始めました。

「申し訳ございません、お許しを」

ドレスの裾を持って謝罪をするエステルに、皆は楽しそうな様子で素晴らしい演奏でしたと答えました。

「そうですね。聞きすぎかもしれないどー」
「皇女様。失礼ですが、エステル様と別の曲を演奏してもよろしいでしょうか?」

マクギランは、アイリスの言葉を遮りつつも誠心誠意のある姿勢で尋ねました。

「…はい?」
「中途半端で止めるのは惜しいです。別の短い曲を演奏したいと思います」

(空気を読みなさいよ、マクギラン…!)

エステルは心の中でマクギランに向かってボヤくと、

「私の他に誰かが演奏しないか聞いてみましょうか?」
「短くて簡単ですから。お願いします、エステル様」

エステルの意向を一切察する事ができず、きらりと目を輝かせてマクギランはエステルが良い、と言うのでした。
対してアイリスは気に食わない、と言いたげな表情で

「…彼がそんなにしつこいなら他の曲を弾いてみたら?」

とややトゲのある言い方をします。

「…わかりました」

エステルは困ったように笑って答えます。

「演奏するのは『雨滴』です。私は演奏を変えますが、エステル様は4小節後に入ってきてください」

『雨滴』の確認をすると、それは子供のための簡単な曲に見えました。
エステルが頷くと、再び演奏が始まります。

マクギランの奏でるピアノは雨滴が落ちるようで、
エステルの奏でるハープの音色は水が滴るようで…。
雨滴は葉を零れるように落ち、窓を零れるように落ちる様子が容易に想像できる音色でした。

そんな曲ができる彼は本当に天才だとエステルは感心しました。

2人の演奏が終わると、アイリス皇女を除く令嬢達が拍手を送ります。
本当に素晴らしかったと令嬢達が称賛する中、アイリス皇女だげが面白くなさそうに黙りました。

「ご一緒させて頂き、ありがとうございました」

マクギランはエステルの前に跪くと、

「私のミューズ」

優しくエステルの手を取って甲に口づけをします。

(あぁ…困ったことになった)

目立ちたくなかったエステルは、結果的に目立ってしまったのでうんざりとした様子で固まるのでした。

新しいサロン計画

帰りの馬車にて。
マクギランには困ったと愚痴をこぼすエステルに、ロイはその辺の川にでも捨てましょうかと答えます。

「却下。それよりも、アイリス皇女のドレス見た?」
「変わったドレスでしたね」
「私がデザインして、頼んでいたものなの」
「彼女が盗んだって事ですか…?」

ロイはマジかよ、と深刻そうな表情を浮かべて言います。

「高位貴族の間ではあるみたいだよ、そういうの。だから、どうして漏れたか調べてほしいの」

エステルはうんざりとした様子で、サロンパーティーのテーマを変えようかなとも呟きます。

そして、ドレスはまた作り直す事に決めました。
これまで存在しなかった、まったく新しいデザインのドレスを。

 

111話感想

エステルには悪いけど、このドレスはアイリスの方が似合うと思いました。

アイリスには白が似合いますね。エステルは白よりもピンクとか水色?
最近黒の服着てるけど、エステルにモノクロは違和感感じるのは私だけでしょうか‥。

 

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