【翻訳】ある日、私は冷血公爵の娘になった 108話【ネタバレと感想】

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ある日、私は冷血公爵の娘になった
無料漫画アプリ・ピッコマにて配信中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」の翻訳・感想です。
ネタバレ注意です!

あらすじ

娼婦に育てられた少女「ピンクアイ」。2万ゴールドで売られた先は、魔族の家系の公爵家でした。新しく「エステル」と名付けられ新生活が始まり、寡黙なパパやおにーさま、イケメン護衛騎士に囲まれているけども、本当に自分はこの家の娘なのかいつも不安なエステル。自分のピンク色の目にもなにやら秘密があるようで… かわいいエステルのドキドキほのぼの令嬢生活が始まるよ!(※ピッコマより抜粋)

登場人物

エステル・カスティージョ

カスティージョ公爵と娼婦の混血(混ざった子)。ピンク・アイと呼ばれていたが、公爵がエステルと命名。前世は『ユイ』という女子大生で、当時の記憶もあったが日が経つにつれ薄くなっている。

ロイ

エステルの護衛騎士の一人…だったが、今はエステルの専属騎士に。田舎の男爵家の私生児だという事を少し気にしてる。

リドル

皇子さま。カルルの友人の一人

リリア

セルヴァン伯爵家の娘。エステルの友人の一人。

シャシャ

本名はアレクサンドラ。エステルの友人の一人。

 

108話ネタバレ

女子会

エステル、シャシャ、リリアの3人でのお茶会では、エステルがイリス王女に招かれた話題でスタートします。

 

シャシャは結局、結婚を強制される事はありませんでした。しかし、今は男爵の息子と結婚して幸せな日々を送っているそうです。

リリアは20歳になりました。リリアには婚約者が居ますが、結婚は延期になっているそうです。

 

「王宮で開かれるパーティーに来て欲しいって来たんだけど、皆には手紙来てないの?」

「誰からもそんな事聞いてないけど・・・」

「でも、あなたが招待したときイリス王女は断らなかった?」

「私もその話知ってる。エステルが誘った時は断ったのに、今度は来て欲しいだなんて」

 

怒ったように言うリリア。それに対してエステルは困ったように笑いながら病気だったから仕方ないよと言います。

 

話題は変わり、次の貴賓を迎える為のドレスについてどうするか。

 

「古いスタイルを見直して、コルセット無しの新しいデザインにしようと思っているの。新しいインパクトを与えるつもり」

 

高位貴族の間で流行っているのは、ペチコートの下にパフスカートを履く事で、下はふっくら上はタイトな仕上がりになるドレスです。対してエステルが考えているのはストレートラインのドレスです。それを最近人気の華やかなベルトと合わせる事でコルセット無しの新しいデザインで流行らせようと考えます。

 

「すごい!コルセットの無いドレスが人気になったら嬉しい!楽器はあるの?」

 

感激したように手を合わせて言うレイラ。

 

「ピアノがあるはず。でも、演奏者が見つかるかなぁ…」

 

困るエステルに、レイラリリアがどや顔で言います。

 

「人気のあるピアニストを紹介しようか?彼はね、不愛想な所が魅力的なの」

「それって、マクギランの事?私は好きだよ」

「その通り。なんであの性格で美しい音楽が演奏できるんだろうね」

 

マクギランという演奏家の話題で盛り上がるシャシャとリリア。

 

「でも、あんなにイライラしてたら、誘っても断られるかもしれないね」

「エステル・カスティージョからの招待をどうやって断るの?いくら彼が才能に溢れていても、後援者が居なければ何の役にも立たないよ」

 

盛り上がる二人を他所に、エステルは静かにお茶を飲みながら思います。

 

芸術家って、みんな変わり者じゃない?

アイリス皇女に呼ばれて宮殿へ行くエステル

 

次の日、宮殿にて

以前とは様子の違う王女の部屋にエステルは辺りを見回します。

カラフルな部屋に模様替えされ、お茶セット等の調度品が全て豪華な物へと変わっていました。やっと皇帝は彼女の事を思い始めたのかな、とエステルは思います。

と、そこへエステルを呼ぶ声がしました。

ソファへ腰掛けたエステルが振り返ると、そこには笑顔で出迎えるアイリス皇女がいました。

 

「皇女様!見えるようになったのですか?」

「ええ。お医者様が治してくださったの」

 

目が見えなかったアイリス皇女は、今まではずっと瞳を閉じていました。しかし、今は瞳を開き嬉しそうに話します。

以前、ゼオンが言ってた事を思い出します。

—彼らは急に皇女を教育し、多くのメイドを雇った。
そして皇女は頻繁に魔術師に会うようになった事で彼女が塔に入るかもと言う人さえ現れた。

その話を聞く限りだと皇女を助けたのは医者ではなく、魔術師が助けたと考えるのが妥当だとエステルは思いました。

「私の事は王女様ではなく、アイリスと呼んでほしいの」

 

優しく笑みかけるアイリスに、

 

「わかりました、アイリス様」

 

エステルも笑顔で返します。

 

アイリスはエステルの手に自分の手を重ねると、

 

「あなたは私にとって初めての友人よ。だからどうしたら良いのか分からないの…。貴女には驚かされたわ、エステル。あなたはとても勇敢だわ、『あんな事』があったのに。私だったら辛くてたまらないわ」

 

と、悪意のある笑顔を向けて言います。

 

引っ掛かる言い方にエステルは少し怒り気味です。

 

「最近、あなたがソラーダ領を統治していると聞いたわ。昔の貴族のように、土地を上手く管理していると皆が誉め称えていたわ」

 

誉め言葉にしては違和感あるな、と困惑しながらも謙遜の言葉を述べるエステル。

アイリスは自分の胸に手を当て、

 

「あなたには敵わないわ、エステル。だからあなたが私を友達として受け入れてもらえないかと心配していたの。でも、私達は友達よね?」

 

そう言うと、アイリスは再びエステルの手に自分の手を重ねます。

 

「…そうですよ、アイリス様」

 

こんな状況でNOと言えるのはおにーさまだけ…。

 

エステルは作り笑いを浮かべて答えるのでした。

 

アイリスは安心したように笑います。

 

「ところで、来賓を迎えるそうね。何か計画はあるの?」

「まだ決めていません」

「私ももうすぐ来賓を迎える予定なの。あなたも知っていると思うけど、私は首都に戻ったばかりで多くの事を知らないわ。私を助けてほしいの、エステル。あなたも来てくれないかしら?」

 

困った様子で言うアイリス。

 

「もちろんです。でも、私もよく知りませんよ。あなたが私に助けを求めるのは嬉しいですが、より経験豊富な誰かを見つけた方が良いかもしれません」

 

「お願い、エステル。私が一番好きなのはあなたなのよ」

「好きになったからそれが必要だとは限りません」

 

アイリスの誘いをやんわりと断るエステルに、やがてアイリスは黒い笑顔を浮かべます。

 

「仕方ないわ。もう行きましょう?」

 

リドルの愚痴

 

…疲れた。

 

アイリスとの話が終わると、どんよりとした様子で廊下を歩くエステルと、その後ろを歩くロイ。

すると、リドルと鉢合わせをしました。

 

「皇子殿下に挨拶を申し上げます」

 

スカートの裾を広げて丁寧に挨拶をするエステル。そんな仰々しい挨拶に、リドルは不満気でした。

 

「カルル同様、君までそんな風に僕を扱うのかい?リドルと呼んでくれないか?」

「そうしますね」

 

不必要に皇室の人間であるリドルを苛立たせる理由は無いな、と思いエステルは笑顔を浮かべて答えました。

リドルなら『誓約』について何か知っているのかな…と思っていると、

 

「僕は怒っているんだ」

 

と、突然吐き捨てました。

 

「はい?」

「カルルだよ。彼は酷くないか?僕の事を突然除け者にして…!」

険しい顔つきで怒りを露わにするリドルに、止めろと言わんばかりにロイが咳払いをします。

冷静さを取り戻したリドルは困ったように頬を掻きながら謝ると、

 

「今度、改めてお茶会でもしないかい?」

 

と誘います。

 

「いいですね、リドル皇子」

「リドルでいいよ」

 

リドルと呼ぶようにとしつこいリドルに、エステルは溜息混ざりに

 

「分かりました、リドル」

 

と呼びます。

そして去るリドルの背中を見ながらロイがからかうように言いました。

 

「皇族に大人気じゃないですか、殿下」

「全然嬉しくないよ。彼らが唯一話せるカスティージョが私だと思ってるだけだよ」

「確かに。公爵様とカルル様は上層階級の言葉のニュアンスなんてまったく理解してませんからね」

「『少し喉が乾いた』が、窓を開けたいという意味だなんて私も知らなかったよ…」

 

貴族の難しい言葉のニュアンスに頭を悩ませるエステル。

 

「もしかしたら、知らない方が良かったかもしれないっすね」

「そうかもね。ここは窮屈だから、裏庭を散歩しようよ」

 

裏庭へ移動するエステルとロイ。

良い天気に恵まれ、美しい薔薇が咲き誇る庭にエステルは満足したように思い切り空気を吸い込みます。

そして、噴水に頭を突っ込んでいる男が居るなぁと思い、

 

(えぇ!?)

 

思わず二度見するエステル。

 

(噴水に、男が頭を突っ込んでる!?)

 

「大丈夫ですか!?」

 

エステルはその男性の元へ駆け寄ると、慌てて噴水から引き揚げます。

しかし、その男性は

 

「何をするんだ!?せっかく突破口が見えたのに!」

 

顔から水を滴らせながらエステルに向かい怒鳴りつけるのでした。

108話感想

アイリス皇女ですが、何か企んでる気配が半端無いです。目が見えるようになったことで見ている世界が変わって、エステルにちょっかい出すようになったのでしょうか?それとも、皇后の力添えで目が見えるようになったから皇后の策略でちょっかい出してるとか?
善人だと思ってたのに悪人ぽくなっていたのが残念です…。

リドルがあそこまで怒るのも珍しいですね。皇族は皆どす黒いのでしょうかw

 

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