【翻訳】ある日、私は冷血公爵の娘になった 104話【ネタバレと感想】

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ある日、私は冷血公爵の娘になった
無料漫画アプリ・ピッコマにて配信中の「ある日、私は冷血公爵の娘になった」の翻訳・感想です。
ネタバレ注意です!

あらすじ

娼婦に育てられた少女「ピンクアイ」。2万ゴールドで売られた先は、魔族の家系の公爵家でした。新しく「エステル」と名付けられ新生活が始まり、寡黙なパパやおにーさま、イケメン護衛騎士に囲まれているけども、本当に自分はこの家の娘なのかいつも不安なエステル。自分のピンク色の目にもなにやら秘密があるようで… かわいいエステルのドキドキほのぼの令嬢生活が始まるよ!(※ピッコマより抜粋)

登場人物

エステル・カスティージョ

カスティージョ公爵と娼婦の混血(混ざった子)。ピンク・アイと呼ばれていたが、公爵がエステルと命名。前世は『ユイ』という女子大生で、当時の記憶もあったが日が経つにつれ薄くなっている。

エメル・アストラーダ

ウルフ騎士団のマスターで、エステルの護衛騎士の一人。エステルの事が何よりも大事で最優先。

ロイ

エステルの護衛騎士の一人…だったが、今はエステルの専属騎士に。田舎の男爵家の私生児だという事を少し気にしてる。

104話ネタバレ

エメルと最後の夜

前回はジンから、エメルが公爵家を去る事を聞いて終わりましたね。
その続きからになります。

「…教えてくれてありがとう、ジン」

不安そうな顔を浮かべて礼を述べるエステル。

そして、その日の夜。
エメルの事を思い、眠れないエステル。
まだ居るなら会いに行って話をしようかな、と思います。
しかし、首を横に振ります。
時間も遅いので、明日にしようと思い寝ようとするのですが…。

気になって眠れない!

ガバッと勢い良く起き上がると、お散歩でもしようと思い、エステルはベッドから出ます。
寝間着姿のまま外に出て、エメルに怒られたのを思い出しので着替えてから外に向かうエステル。

ふと空を見上げると、月の周りに光の輪っか(月傘)ができています。

(明日は雨かな…)

何かの音が聞こえ、エステルは耳を澄ませます。

(この音…精霊が泣いてるんだ。それは低く、深く、悲しく、激怒し、そして…悲しみに満ちている。でも、これらの感情全てを抑え込んでるんだ…。こんな鳴き声、聴いたことない)

そして、人影を見つけます。
それはエステルが見知った人影でした。

「エメル?」

そこには剣を構えるエメルが居ました。

「お嬢様」
「こんな夜遅くに修練でもしているの?」
「最後にしておこうと思いまして」

握っていた剣を下げるエメル。
そして、

「明日、カスティージョ領を出ます」

エメルの言葉に、エステルは頭の中が真っ白になりました。

まるで、凍った湖の上に立っているような気分。
しっかりと立っているつもりだけど、いつ割れるか分からないそれはとても不安定で…。

「出ていくの?」
「はい。言いませんでしたっけ?明日ここを離れると」

答えるエメルの表情は見えません。

色々尋ねたい事があったのに、とエステルは混乱します。
何て言えばいいのか言葉が出てきません。

「行かないで」

今のエステルには、そう言うので精いっぱいでした。

「好きよ、エメル。行かないで」

顔を真っ赤に染め、懸命に言うエステル。

「…私も好きですよ、お嬢様」

エメルの言葉にエステルはハッとします。

違う、エメルの『好き』と私の『好き』は違う。
私、振られたんだ…。

「エメル、あなたを怒らせるような事しちゃった…?私が好きだと言ったから?だから私達は一緒にいられないの?もしそうなら…」

震える手で自分のストールを握り、言葉を振り絞るように言うエステル。

「お嬢様」

エメルはエステルの方に向かって歩きます。
しかし、エメルはエステルの顔を見ようともせずに、すれ違いざまに言います。

「この時間は冷えるので、中にお戻り下さい」
「エメル・アストラーダ!」

思わずエメルを呼び、マントを掴むエステル。

「私達、長い間一緒に居たよね。本当に仲良かったよね。だから、お願い。少なくとも、あなたが行くところ…去る理由を教えて…」

と、震える手で泣きながら訴えるエステル。

「…私の可愛いお嬢様」

エメルはくるりと振り返ると、右手でエステルの頭を支えて額にキスをして言います。

「あなたが今と変わらぬ愛で待つ事を願います」
(翻訳できないよ、エメル!もう少し分かり易い言い方をして、エメル!)

思わずその場にしゃがみ込むエステル。

「あなたは、わたしがあなたにとって大切だと言ったのに…!わたしの傍に居るって言ったのに…!このまま居なくなったら許さないんだから!!」

怒りに任せて泣き叫ぶように言うエステル。

「一生恨んでやる…!」

その言葉にエメルは足を止めます。
しかし、

「…お元気で」

と、再びエステルを置いて歩き始めます。

「お願い、行かないで…エメル!!」

エステルの声は虚しく空に響くだけでした。

ロイの励まし

夢のような夜は終わり、次の日。
エステルは仕事をこなしながら思います。

エメルは本当に出て行った。
みんなが私の事を気遣ってくれているのが分かる。
なぜ今まで誰も教えてくれなかったのか、疑問に思った。
結局、エメルは去る事を選び、私は彼を止める事ができなかった。
私は、仕事に没頭してエメルの事を忘れる事を選んだ—。

「徹夜で仕事ですか、お嬢様」
「ロイ」

エステルの専属騎士として、エステルが与えたドラゴンの鱗製鎧を着たロイが心配そうに声を掛けます。

「エメルに振られたって聞きましたよ」

と、可笑しそうに言うロイ。

「…ロイ、そんなに命がいらないの?」

冗談はここまで、と言わんばかりにエステルは視線を落とします。

「…エメルがそう言ったの?私が告白したとき、エメルは私の事を振りたいって…」
「いや、エメルは何も言ってませんよ」
「ロイはエメルが去ろうとしてた事知ってたの?あと、その理由も」
「少しだけですね。しかし、それはオレが話して良い事じゃありません。お嬢様が気づくまでは時間の問題だと思いますが…。エメルは最後まで隠したいと思っていたので、もう少し待ってください」
「エメルなんて嫌いよ…」

書類にサインをする手が震え、紙の上ではインクが滲みます。

「エメルが戻ってきても、私は会わないから。もう私の前でエメルについて話さないで」
「仰せのままに」

と、主君であるエステルの命に騎士らしく一礼をするロイ。

「ところで、エレンと結婚しないの?」

エステルのふいの一言に目をぱちくりとさせるロイ。

「うわ、やられましたね」
「本気だと思ってたんだけど」
「オレもエレンも結婚に興味が無いので、どうなんでしょうね…」

すると、コンコンと扉をノックする音が聞こえます。

「エステル様はこちらですか?」
「アン?入って」

エステルの言葉に静かに扉は開かれます。
申し訳無さそうに言うアン。

「少し話があるのですが…よろしいですか?」

 

104話感想

このお話も続きが気になってて、ずっと読みたいと思ってたんですよー。そして、私はエメル推し。

エメルが公爵邸を去り、テンション低いままスタートです。

エステルの告白をエメルは受け流しちゃいましたね。侯爵になって戻ったら結婚を申し込むつもりでしょうか?それまでこの状態??つらぁ…。

ロイのキレイなおめめに傷が残っちゃった…つらぁ…

 

前回

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